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てんかん」という病に出逢ってから③-Ⅳ

by supernova2016

生前交わした祖母との約束

生前、祖母と交わしていた約束がありました。それは祖母が「私が死んだら、車をあなたにあげる」と言ってくれたことでした。

生前、祖母が私を可愛く思ったのでしょう、私に当時、祖母が使っていた軽自動車を使っていいとのことでした。私たち家族は祖母が生きているときから亡くなるまでいろいろなことがバタバタあってまだ落ち着いた生活はできていませんでした。

そんな中、ある日、夜中に母と車で出かけることがありました。

その時に私と母は見てしまったのです。

まるで「真夏の夜の夢」とでもいうべきでしょうか。

「道路に走っている白い軽自動車を。」

私と母の車は一旦停止をして「その白い軽自動車が通り過ぎるのを待っていました」。

しかし、その車は姿を消して道路を走ってこないのです。私と母は顔を見合わせて

「今、車きていたよね?」

「どこにいったの?」

と何が起こったかわかりませんでした。

現実に起こった事実なのです。

真夏の怪談話をしているわけではありません。

改めて「あれはなんだったのだろう?」と考え直したとき、ふと祖母との約束を思い出したのでした。そのように考えると祖母は私のことを一番に思い、そこまで愛情をかけてくれたのだと感謝に思え、それから数日して祖母の車を引き取りに行きました。

私は祖母の分も十分に使わせてもらい人生を楽しませてもらったように振り返ります。結局、最後は医師からのドクターストップで車に乗れなくなり、代わりに弟がその車を運転してぶつけて大破させてしまいましたが(笑)



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